ナイフではなく包丁という選択

今日も若穂はいい天気。

すっかりと秋晴れとなって残暑というものが無い素晴らしい気候の長野です。
朝夕はかなり涼しくなりというか寒いくらいになってきて、羽毛布団で寝ている毎日です。

さて今日は僕の仕事道具ナイフというか包丁のお話です。僕は狩猟免許、銃の所持許可いずれも今年取ったので狩猟のデビューは今年の11月中旬からとなります。なので山の中で猪や鹿を解体したことはありません。

ですが若穂の食肉加工施設のお手伝いというか修行中なので、入ってきた獲物は積極的に解体、精肉作業を行ってきました。

なので自分で獲物は獲ったことが無いのに、猪、鹿あわせて50くらいは処理したというかなり特殊な状況の猟師見習いです。

さてネットの世界では狩猟はそれなりに注目されてるジャンルです。ジビエもちょっとしたブームだからでしょうね。狩猟につかう道具と言えば銃もそうですがナイフも重要な道具です。そんなナイフ。いや包丁のレビューをちょっと書いてみます。


 

狩猟用のナイフについては僕なんかよりも詳しくて素敵な情報満載のホームページがあるので、そちらにお任せします。僕が紹介したいのは食肉加工の人が使う包丁です。

先に結論を書きますと。藤次郎の包丁を買っておけば安心です。藤次郎の骨スキ包丁15cmこれでOK。
これがあれば猪でも鹿でも皮ハギから関節外しから精肉まで全部できます。

藤次郎のサイトはこちら

どうなんだろう。山で獲物をしとめてその場で内臓出して大バラシまでやる割合と言うのは?地元の山で猟をしている人なんかは止め刺しを行った後に解体しないで車まで運んで、里までおろして処理している人も多いかと思います。

皆さんたぶんほとんどの方がナイフで解体を考えているかと思いますが、ナイフは大げさな言い方かもしれますがあくまでもナイフで食肉加工専用の包丁ではありません。

肉も切りますが、紐を切ったり、枝を切ったり、もしくは止め刺しに使ったり。いろいろな用途に使える点ではナイフは優れているけど肉にすることだけに着目するとナイフではなく包丁に軍配があがると思います。

私が現在加工施設で使っている包丁はこちら

猪鹿解体用の包丁
猪鹿解体用の包丁

上から、藤次郎皮ハギ包丁TKS-150WA、藤次郎骨スキ包丁THS-150A、ドイツDICK社のスチール棒(仕上)

この三本は藤次郎 ミートナイフシリーズという名前で販売していましたが、現在の藤次郎のサイトでは一部取り扱いが無いようです。見てのとおり肉屋というか食肉加工センターで食肉加工のプロが使っているであろう包丁です。

一番上の皮剥ぎ包丁はいまだ使いこなせていません。これが本領を発揮するのは脂の乗った猪を剥ぐときにうまく使うと、びっくりするくらいきれいに脂を残して剥げるのですが皮の引っ張り具合、包丁の角度と力の入れ具合が難しく使いこなすにはまだまだ修行が必要。

そして本命の骨スキ包丁ですが。この包丁はいいです。解体の95%はこれです。
・研げばとにかく切れる
・猪2頭くらいは切れ味持続
・安い
・研ぎやすい
・でも放置するとすぐ錆びるよ

とまあこんな感じで大活躍しています。藤次郎のホームページがリニューアルしてアイテムも随分と変わりましたが、骨スキ、皮はぎ残っています。

あと骨スキ包丁と必ずセットで欲しいのがスチール棒。シャープナーとも言われています。これ砥石の棒のような物と勘違いしている方がいますが砥石ではありません。これは単純に言えば刃に付いた脂を落とす道具だと思ってください。

脂の無い鹿だったらスチール棒使わずに一気に剥いで、解体できます。ところが脂の乗った猪だと数回刃を入れると直ぐに切れ味が落ちます。

僕の場合は15~20手くらい毎に研いでます。以前和歌山で見学した解体プロは7~10手毎にスチール棒かけてました。包丁と言うのは脂が付くととたんに切れ味が悪くなるのでこのスチール棒は必需品です。

骨スキ包丁とスチール棒。解体の最強の組み合わせだと思います。カッコよさは無いけど質実剛健。プロの道具を試してみる価値はあると思います。

だんだんと処理する数が増えて2本目購入。藤次郎骨スキ包丁
だんだんと処理する数が増えて2本目購入。藤次郎骨スキ包丁

これは一番安いシリーズですが切れる包丁です。

久々の大物70kg級。
久々の大物70kg級。

ただいまの僕の技量だと脂なしの夏イノシシ70kg級で、
①洗浄、内臓出し30分
②皮ハギ 1時間
③大バラシ、小割り2時間
④梱包 1時間

といった感じでしょうか。①~③の掛かっている時間を半分まで持っていきたいですな。
ちなみに僕の解体の先生は過去の加工施設見学での研修30%とYoutube先生70%です。

さて狩猟期解禁までにくくりワナを作っていきます。大掛かりな工作の時間がスタートです。

“ナイフではなく包丁という選択” への2件の返信

  1. はじめまして、ツイッタ―で拝見してブログも訪問させていただきました。私も長野市内で猟師(ビギナー)やってます。今のところエアライフルのみ所持で大物とは縁がありませんが、細々とやっております。
    地方猟友会の射撃大会には私も参加しておりまして、もしかしたらお見かけしていたのかもしれませんね。
    若穂には妻方の親せきがあり、処理施設にもハンター養成学校のカリキュラムでお邪魔した事があります。百日紅の丘も行ったことがあります。
    勝手ながら、ご縁を感じてコメントさせていただきました。どこかでお会いする事もあるかもしれませんが、その際はよろしくお願いいたします。

    1. はじめまして。コメントありがとうございます。猟友会の射撃大会にも参加されてるとのことで、私は今年から猟友会加入となるため見学で参加ですが、射撃場であっているかもしれませんね。こんど射撃場で【わかほジビエ】なんて大きなステッカーを銃床につけていたらたぶん私ですから声かけてくださいね。またサルスベリの丘や加工施設まで来ていただいているとはびっくりです。同じ長野のハンターとしてどこかでお会いできる日を楽しみにしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です