若穂イノシカ日記2017.01.24

今日も若穂はいい天気。雪の予報が外れて朝の積雪はありませんでした。ということで雪かき作業も無く、良かった良かった。
地域おこし協力隊として若穂で活動がスタートしてようやく二週間が経過しました。
若穂のジビエ振興を今後行っていくうえで、まずは素材となるイノシシ、シカなどの捕獲から解体、精肉までをまずは覚えたいということで現在は若穂保科の食肉加工施設を拠点に活動をしています。

猟友会が仕留めた獲物の回収、運搬、解体、精肉までを研修させてもらっています。当面はこのお手伝いをさせていただきながら、獣の足跡の見つけ方、見分け方、そしてワナをかける場所の選定など、つまり今現在の私は猟師の研修を受けているといってもいい状況です。

研修といいますと普通の会社ならば、筆記用具とノートがあれば受けられるかもしれませんが、加工施設での研修ということもありそれなりの用意が必要です。

どちらかと言うと形から入るタイプなのでいままでの経験から無駄に道具を買ってしまったということが多々ありました。ところが今回はしっかりそろえて正解でした。まずは包丁類です。

藤次郎の包丁とスチール棒
藤次郎のナイフとスチール棒

僕は藤次郎というメーカーのナイフを使っています。このメーカーは一般家庭の包丁からプロ仕様の包丁まで数多くの製品を作っています。観賞用の変なプレミアつけた価格でなくてあくまでも実用価格で販売しているのが気に入っています。質実剛健ワタクシの好きな言葉の一つです。そんな包丁藤次郎です。

藤次郎
http://tojiro.net/

僕の使っているもの青いプラスチックの柄で正直デザイン的にはいまいちですが、これは食品衛生上の事を考えてのこと。いわゆるお肉屋さん、食肉加工場などのプロの方々が使う製品です。ステンレスでなくて鋼なのですぐ錆びるのは最初びっくりしましたがステンレスとは異なる切れ味が魅力です。家庭用はアマゾンや楽天などの通販で買えますがプロ用は藤次郎直営のオンラインショップで購入可能。

それにしても鋼の包丁の錆の速さにはびっくりしました。この包丁でリンゴを切って洗わずに30分ほおっておいたら、錆がういていた・・・錆ってそんなにはやく浮くんですね。ネットでいろいろ調べましたが職人さん曰く鋼の包丁は切っている最中からすでに錆が出始めるとの事。そんな感じなので使い終わった後はお湯で洗い、しっかりと水けをとって収納することを覚えました。あとは砥石を使った砥ですがこれはまだまだ練習というか経験が必要なようです。

理想は普通紙に包丁を立てると【スーーーー】っと紙が切れるくらいの切れ味を出したいのですが、まだまだその域にはいきつきません。これもだれかに教わりたい。どこかで包丁研ぎ講座なんてないでしょうか?

若穂のシカ
若穂のシカさん。ありがたくお肉としていただきます。

さてこのブログもだんだんと内容が狩猟や解体など、狩猟と有害鳥獣対策に関することを書いていくことが多くなってきました。

そこでこのブログを読んでいただくにあたりご理解いただきたいことが何点かあるので書かせてもらいます。

・なんでイノシシやシカを獲るのか?またこれに自治体が絡んでいるのか?
それは一つに有害鳥獣駆除の目的があります。長野県だけでなく全国でイノシシ、シカの農業被害は大変なもので毎年莫大な被害がでており、この被害により農業ができない地域も出てきているし、農業を辞める、いわゆる離農の大きな原因にもなっています。加速度的にイノシシ・シカが全国で増えています。ジビエ云々以前に全国で駆除という目的でイノシシ・シカは捕獲されています。

極端な話をすれば、イノシシ、シカが農業被害を出さずにおとなしく暮らしているだけなら今現在の各自治体が積極的に進めているジビエの振興は無いと思います。

・狩らなくても電気柵などで防げばよいのでは?
電気柵は設置にも莫大な費用がかかり、維持にも費用がかかります。そして柵は万能でなく破壊されてしまったり、超えられてしまったりします。そして獣の数は維持もしくは増え続けるので根本的な解決には何もなりません。

・なんでジビエなのか?
この問題は最初のどうして狩るのか?と連動してくる話です。場所によって状況は多少違いますがそのほとんどを昔は捨てていたんです。 数百、数千、、、という数のイノシシ、シカを獲るだけだったんです。

なんで?食べればいいじゃないかと思いますが、狩った獣を肉にするまでの労力というのは大変なんです。取れる場所は牧場でなく山です。車も入れない山の中です。人が人力で車まで運びそれを解体するのですが、イノシシ一頭を肉にするまで慣れている人でも内臓を出すところから始まり半日作業です。なので若穂でも数年前までは猟れた獲物のほとんどは埋設処理していたそうです。

近年のイノシシ・シカの爆発的な増加。そしてせっかく獲れた獣を捨てるのではなく有効活用しよう。そしてそもそもシカ・イノシシなどの獣の肉は海外ではジビエと呼ばれる高級食材なのでこれを活用しましょう。というのが日本におけるジビエにつながっていると僕は考えています。

・狩猟と漁業
上記3つはすべて農業被害・有害鳥獣駆除の視点から話していますが、海で漁師が魚を採るように、また釣人が海で魚を釣るように、猟師という仕事として生業にしている人もいるし、趣味でハンティングという楽しみで獲っているひともいます。
そんなさまざまな理由からイノシシやシカを獲っています

と僕なりに考えています。
さて明日も天気は不安定な様子です。お天道様。雪かきは一年分しましたので大当たりはもう結構です・・・除雪レベルは少しずつ上げさせてください。

さっさとナデナデマッサージしなさい!(吾朗)
パソコンいじってないで、ナデナデが先だと思うのだが?(吾朗)

 

“若穂イノシカ日記2017.01.24” への2件の返信

  1. おはようございます

    連日の雪かきおつかれさまです
    もう雪はいらないですね、でもこのくらいの雪がないと
    長野の春がちゃんと来ないんですよ。
    それにしても伍朗ちゃんの少しふてくされたような目が
    かわいい・・・

    1. てくてくねこ さん
      こんにちは、うちの吾朗さんですが2回ほど庭でお散歩に出したら、
      翌日から「外だせ~出せ~!!出してよ~!!」と
      猛烈にお散歩を訴えるようになりました。癖になりそうなので
      かわいそうですが、やっぱりお外は一切禁止で通そうとおもっています。
      いまも「だせ~出せ~」と訴えております・・・・うるさいですよ!吾朗さん

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